加古川|中流
加古川は兵庫県中央部を流れる、幹線流路延長96㎞・流域面積1730㎢の一級河川です。兵庫県内では、本流流路延長・流域面積ともに最大です。流域は加古川市、小野市、西脇市、篠山市等の主要都市をはじめとする11市3町からなり、上流部の丹波地域と中・下流部の東播磨地域に大別できます。兵庫県内で、市川・夢前川・揖保川・千種川とともに播磨灘に流れ込む「播磨五川」と総称されています。
中流部の西脇市、三木市、小野市等では播磨織と呼ばれる織物や、900年以上の歴史ある伝統製法で作られる杉原紙、海外でも根強い支持を受ける三木金物などの伝統産業が発展しています。また、豊かな自然環境に恵まれており、三木市では酒米「山田錦」の生産量が全国一で有名であり、加東市には「闘竜灘」と呼ばれる露岩を呈する特異な河川景観があるなど観光資源も豊富です。