中学校保健体育 よくある質問
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Q.
今回の保健体育教科書で,新しく入った学習内容は何ですか?
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A.
第1学年の体育理論で「運動やスポーツの多様な楽しみ方」,保健分野で「調和のとれた生活」,第2学年の保健分野で「がんの予防」が新しく入りました。
また,第1学年「ストレスへの対処」に,「ストレスへの対処のしかた」が,第2学年「心肺蘇生法」に,「AEDの使い方」が身に付けるべき技能として新たに入りました
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Q.
中学校保健体育の見方・考え方について,この教科書ではどのように扱っていますか?
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A.
教科書全体を通して,保健体育の見方・考え方を働かせて思考を深めることができるような活動を数多く設定しています。
特に,各小単元の冒頭「学習のねらい」では,この時間の学習を通して解決したい学習課題,すなわち,保健体育の見方・考え方を働かせて解決すべき課題を明確に示しています。
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Q.
資質・能力の3つの柱について,この教科書ではどのように対応していますか?
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A.
知識及び技能
見開きごとに,本文で基本的な知識をまとめました。さらに,「資料」や「章末資料」などで知識を広げ,深めることができるようにしています。
思考力,判断力,表現力等
各小単元の「やってみよう」,「話し合ってみよう」,「調べてみよう」では,生徒が保健体育の「見方・考え方」を働かせて思考を深めたり,ノートに書き出すことで表現力を高めたり,問いの意図を汲んで取り組むことで読解力を高めたりできるように配慮しました。さらに章末の「学びを活かそう」では,記入欄を設け,思考・判断したことを記述して表現できるようにしています。
学びに向かう力,人間性等
学年全体の学習を通して,生涯を通じて心身の健康の保持増進を目指し,明るく豊かな生活を営む態度や主体的に問題解決しようとする態度が育成されるように配慮しました。
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Q.
なぜ今回の教科書では,本文と資料を分けるデザインを採用しているのですか?
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A.
保健体育における「主体的・対話的で深い学び」につながる活動を行いやすくするためです。
本文ページと資料ページを明確に分けることにより,学習内容の要素が見やすく,参照性が高くなったため,活動が行いやすくなり,「主体的・対話的で深い学び」を効果的に実現することができます。また,さまざまなタイプの授業形態にも対応(教科書に沿って,本文を中心に,資料を中心に...)しています。
さらに,まとまりのある本文・資料により,生徒が授業前や授業後に自学自習を行いやすくなっています。
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Q.
オリンピック・パラリンピック教育への対応は?
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A.
教科書冒頭の口絵(口絵3〜4,7〜8),体育編の本文(p.122〜125),
章末活動(p.13),オリンピック・パラリンピックエピソード(p.130)など,計10ページ以上でオリンピック・パラリンピックの内容を扱っています。その他,副教材「アクティブ中学校体育実技」でも,オリンピック・パラリンピックの内容を豊富に掲載しています。
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Q.
多様な性に関して,この教科書ではどのような配慮をしていますか?
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A.
心や体の発育・発達には,「個人差」があることを今まで以上に強調し,不安や悩みがあるときは相談できる窓口があることを示しました(p.38,47)。また,LGBTなど,教科書で触れていない用語については,教師用指導書で詳しく解説しています。
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Q.
いじめなどによる悩みや,将来への不安に関して,この教科書ではどのように扱っていますか?
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A.
第1学年の「心身の発達と心の健康」において,ストレスを感じたときの対処として,さまざまな方法で心身の負担を軽くするような活動が行えるようにしています(保健編p.46〜47,51)。
また,章末活動(p.52)では,友達やクラスメートが困ったり,悩んだりしているときにどのようにアドバイスするとよいかを考えられるようにしています。
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Q.
この教科書は保健体育の授業以外でも活用できますか?
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A.
中学校の保健体育は,健康教育・安全教育として,道徳の時間や総合的な学習の時間にも活用できます。さらに,家庭での生活習慣の改善や地域での安全確認など,学校以外でも活用できるようにしています。
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教科書
教材・資料