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庄内川|洗堰

庄内川|洗堰

洗堰(あらいぜき)とは堤防の一部を切り下げ、増水時に川の外へと水を逃がす仕組みを持つ堰のことである。この洗堰は庄内川のたびたび起こる洪水による被害から左岸にある村々や名古屋城を守るため、江戸時代に作られたものである。庄内川右岸堤の一部を当時の単位で40間(約73m)にわたり半分の高さに切り下げて低くし、現在はコンクリートで補強がなされている。(写真の奥に見える緑の部分が元の高さの堤防で、増水時には低くなっているコンクリート部分の構造部を乗り越え、右側に広がる遊水地に水が流れる仕組みとなっている。)

江戸時代,庄内川の堤防は左岸にある名古屋城下を水害から守るために右岸が低く造られていました。工事は1784年(天明4年)にはじまり,1787年に完成しました。堤防道路の上に立つと230年も前に先人が残した知恵と偉業が偲ばれます。