揖保川|上流
揖保川は兵庫県の南西部を流れる一級河川です。兵庫県宍粟市藤無山に源を発し南流し、たつの市を貫流し姫路市で播磨灘へ注ぎます。流域は豊かな自然景観を呈しており、沿川ではうすくち醤油、手延べ素麺、播州皮革など揖保川の清流を活用した地場産業が発展しています。また河口部の姫路港は特定重要港湾に指定されており、臨海部は播磨工業地帯の一角として鉄鋼や化学などの重化学工業が発展しています。加古川・市川・夢前川・千種川と並び播磨五川と呼ばれています。
上流部は河床に岩が露出した山地渓流となっており、カワセミやオオサンショウウオなどの多種多様な生物が見られ、針葉樹林や広葉樹林の混合林やブナやイヌブナなどの貴重な林も見られる豊かな森林で覆われています。