掛川層群|化石
写真は有孔虫という海棲軟体動物の化石です。フィールドワークを通して、自分で採集した土の中から有孔虫の化石をみつける活動をしてみると、子どもが「自分ごと」として、この場所が海の底にあったこと、そこで地層が形成されたことを実感できます。
写真提供:西村紳一郎(掛川市立城東中学校の裏庭の露頭で採集した泥岩より)
採集した泥岩をハンマーで砕いて双眼実体顕微鏡で観察すると、有孔虫のような海棲軟体動物の化石をみることができます。現在の小笠磐周のあたりは、地層堆積時は熱帯から亜熱帯の海であったため、暖かい海に生息する生物の化石が多く産出されます。日本を代表する暖流系化石群です。