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土地のつくりと変化/地層アイコン

関東ローム層|古淵鵜野森公園

関東ローム層|古淵鵜野森公園

全体として茶褐色に見えるこの地層は相模原台地の地表をつくる地層であり、関東ローム層と呼ばれる。この場所では、関東ローム層中に3枚の火山灰層を観察できる。露頭の上部には、富士山から飛んできた相模野第1スコリア層(水平に続く窪みにある厚さ約10cmの黒色の地層)、その直下には鹿児島県から飛んできた姶良(あいら)Tn火山灰層(うっすらと見える黄白色の部分)がある。露頭の下部には、約6万6千年前に箱根火山から飛んできた箱根東京軽石層が30cmほどの厚さで堆積している。
【協力:神奈川県立生命の星・地球博物館】

関東ローム層は、火山性の物質を起源とする細かい粒子が、風によって巻き上げられ集まって堆積したものです。これらが積もり、風化し、おおっていた植物が分解され、有機物が混じることで粘土質のローム層となっています。