口之津層群加津佐層
干潮時、海岸に約160万~140万年前にできた泥岩などが現れます。当時の九州は大陸と陸続きで、島原半島付近にも大陸の生物が生息しており、過去にはゾウやシカなどの骨の化石が見つかっています。他にも、モミやメタセコイヤなどの種子の化石を多く採集できます。
壱岐など各地でゾウの化石が見つかっていますが、ここは国道下の海岸で、観察範囲が広く、大勢で観察するのに適しています。植物化石は多く採集できますが、動物化石を見つけるのはかなり難しいです。近くに、土石たい積物が波の浸食によって削られてできた大きな岩があり、人の横顔に見えておもしろいです。