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土地のつくりと変化/地層アイコン

渥美半島の海食崖の露頭

渥美半島の海食崖の露頭

国道42号線久美原の信号を南に1 ㎞ほど入ると遠州灘に出る。ここは静岡県西部から渥美半島先端まで東西に一直線に延びる片浜13里と呼ばれる海岸線の中央に位置する。高さ30〜50 mの縞模様をした海食崖が遙か彼方まで続く。水平に連なる地層は,砂・礫・泥・粘土などの層からなる渥美層群で,70〜30万年前に堆積したもので大量の化石を含む。

規模の大きな地層の連なりと,小さな流れによってV字状に谷が深く刻まれた侵食作用(開析)を同時に観察できます。干潮時には砂浜が広がり,地層や開析のようすを遠望しやすくなります。