火山弾と溶岩樹型
火山弾は,火口から放出されたマグマが固結しながら落下したもので、完全に固まらないうちに空中を飛行し着地するために独特な形となる。
溶岩樹型とは,噴火の際,溶岩が流れる途中で樹木の幹を取り込み固まってできた空洞をいう。特にフィールドセンター周辺の剣丸尾溶岩流には,さまざまなタイプの溶岩樹型が残されていて,どれも貴重な地学的な資料である。
昭和4年に国の天然記念物に指定された。この敷地周辺には,大小約200個以上の溶岩樹型洞穴が点在している。
富士山の成り立ちを学習する上で,過去の噴火を決定づける貴重な資料です。