昭島クジラ出土地(第三鮮新世小宮層)
第三鮮新世小宮層は約1200年前の海底に堆積した砂や泥でできた岩盤である。まるで「鬼の洗濯岩」のように流れから突き出している。貝や魚の化石が見つかることがある。多摩大橋の500 m上流,八高線の鉄橋付近からは新生代第四紀更新世前期,今から約160万年前の化石とされている有名なアキシマクジラも出土している。
川の流れから、突き出ている「鬼の洗濯岩」のような奇妙な岩が面白い場所です。この砂層が大きく露出している場所は,この辺りだけです。海から遠い内陸部にある海底の地層です。児童に昔ここがどんな場所だったのか,地層を通じて考えさせるのに適した場所です。大雨などの増水時には流れに飲み込まれ,大変に危険な場所となります。また,滑りやすい場所でもあるので注意が必要です。