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ハテナではじまるまちかどツアー

どうして日焼けするの?

校庭

夏休み、友だちと校庭でサッカーをしていた。
家に帰ったら、うでがまっ赤に日焼けしているのに気が付いた。さわると、ちょっとヒリヒリ痛い…

「そういえば、どうして日焼けするんだろう?」
今まで考えたことなかったけど…なんだか気になる。
夏休み明けに山田先生に聞いてみよう。

夏休み明け…

山田先生ー!おはようございます!

山田先生

おはよう。あら、よく日焼けしているね!

夏休みにサッカーしていたら、こんなになっちゃって…

山田先生

日焼け止めはちゃんとぬらなかったの?

ぬ、ぬってない…
でも、そもそもどうして日焼けするんですか?

山田先生

それは、紫外線をあびたからだよ。

紫外線…?

山田先生

紫外線は太陽光に含まれている、目に見えない光のこと。
「UV」とも呼ばれるよ。日焼け止めのパッケージに書いてあることも多いよね。

日焼け止めクリーム

あ! 見たことある!

山田先生

ちょっとくわしく説明すると、紫外線(UV)には、ABCの3つの種類があって…
UV-Cは地球のまわりにあるオゾン層に吸収されて地上には届かないけど、UV-AとUV-Bの一部は地上にふりそそいでいるんだよ。

UV-A/B/C UV-A/B/C

それが日焼けとどのように関係しているの?

山田先生

えっと…
UV-Aはシワやシミの原因になったり、UV-Bは皮ふの表面を傷つけてしまったり、それぞれ困ったところがあるの。
だから紫外線をあびると、皮ふの中で「メラニン」という色素がつくられて、ダメージから守ろうとするんだけど…

メラニン…?

山田先生

紫外線を吸収するはたらきがあって、皮ふをガードしてくれるもの。
これが黒い色をしているから、紫外線をあびるとメラニンが増えて、結果的に肌の色がこくなるんだよね。

あ! それが日焼けか!

山田先生

そう!
でも紫外線を長くあびると水ぶくれになったり、皮ふがんになる可能性が高まったりするから、日差しが強い日は日焼け止めを使ったり、ぼうしをかぶったりすることが大切だよ。

え〜こわい!
じゃあ紫外線はなるべくあびないほうがいいねえ。

山田先生

そんなことはないよ。
紫外線は、体がビタミンDをつくるのを助けてくれるの。
ビタミンDはカルシウムの吸収をよくしたり、病気から体を守る力を高めたり、健康のために必要な栄養なんだよ。
とは言っても、1日15分くらいの散歩で十分な紫外線があびられるんだけどね。

いいところもあるのかあ〜。
でも紫外線は目に見えないから、どのくらい注意したほうがいいのかわかりにくいなあ。

山田先生

例えば…
紫外線の強さを教えてくれるビーズがあるよ。

紫外線ビーズ(白)

ビーズ?
こんな小さなもので本当にわかるんですか?

山田先生

じゃあ実際に太陽光を当ててみましょう。

あれ!?
ビーズの色が変わった!

紫外線ビーズ(紫)
山田先生

このビーズは、紫外線が強いときはこい紫色、弱いときは色がうすくなるの。
コップの水に入れてみると、どうなるかな?

こい紫色のままみたい…

水の中の紫外線ビーズ(紫)
山田先生

紫外線は水の中まで届いているんだね。

そういえば、1日プールで泳いでいたときも、日焼けしたなあ。
水の中は暑くないから油断していたけど、紫外線は届いてたんだ。

山田先生

そうだね。
今度は太陽光とビーズの間にサングラスを置いてみよう。

えっと…
サングラスの方のビーズは、
色がうすくなってる!

紫外線ビーズ(サングラス)
山田先生

サングラスは紫外線を防いでいることがわかるね。

おもしろーい!

山田先生

他にもUVチェッカーなど正確な測定器もあるよ。

UVチェッカー

そうなんだ!
お母さんがいつも日焼けを気にしているから、教えてあげようっと。

山田先生

いい考えね。
もうひとつ、おもしろいことを教えてあげる。
さっき、UV-Cの話をしたのは覚えてる?

うん、オゾン層に吸収されて地上には届かない紫外線のことだよね?

山田先生

そうそう。
このUV-Cなんだけど、実は生きもののDNAを破壊してしまうくらい強いはたらきを持ってるの。

DNAって何?

山田先生

体の設計図みたいなものだよ。

え? そんなに大事なものを壊しちゃうの!?

山田先生

そうなんだけど…
このUV-Cを積極的に利用している道具もあるんだよね。

どういうこと?

山田先生

例えば、この水そうにはUV-Cが使われているよ。
この青い光の部分だね。

水槽の殺菌灯 水槽の殺菌灯

これはなんのために使われているの?

山田先生

これは「殺菌灯」と言って、魚が病気になるのを防いだり、コケや藻の発生を抑えたりして、水そうの中をきれいに保っているの。
とは言っても直接あびるのは危険だから、光の強さは調整されているんだけどね。

なるほど〜

山田先生

UV-Cはその他にも、病原菌の消毒に病院で活用されたり、調理器具の殺菌にレストランで使われたり、意外といろいろな場面で活用されているよ。

そうだったんだ!
身近なところで活躍していたんだね〜

山田先生

紫外線は危険なところもあるけど、くらしや健康には欠かせない存在なんだよ。正しく知って、上手に付き合うことが大切だね。

は〜い!
先生、くわしく説明してくれてありがとうございました。

紫外線って、いろいろなはたらきがあるんだな。
お母さんに「日焼け止めをぬりなさい。」って言われても、ずっとサボってたけど…
明日からちゃんとぬろう。

山田先生の参考メモ

紫外線ビーズは、アマゾンなどでも買えるよ。
100円ショップには、紫外線ビーズがついたアクセサリーも売っているから、ぜひ試してみてね。

2024.12.5

※この記事はflashコンテンツ「まちかどサイエンス」(2008年ごろ)を再編したものです。