おもちってなんでふくらむの?
今日のお昼ごはんは、大好きなおぞうに。
お母さんに「おもちを焼くから、こげないように見張っててー」と言われたので、トースターの前でおもちをじっくり観察中。
ああ〜早く焼けないかなあ。
お! 少しずつふくらんできた!
プクーッとふくらむおもちを見て、ふと思った。
…そういえば、おもちってなんでふくらむんだろう?
焼くだけで、こんなに大きく形が変わるなんてふしぎだな。
トースターの熱が関係しているのかな。
うーん…
おもちはどう? 焼けた?
うん!
って……あれ? こげてる!!
あらら〜。
ごめん。すこし考え事しているうちにこげちゃった。
考え事?
うん。おもちがどうしてふくらむのか、考えてたの。
言われてみれば、そうね…どうしてかしら。
おもちのことなら、和菓子屋さんがくわしいかも。
たしかに! 今度聞いてみるよ。
後日…
和菓子屋さん、こんにちは〜!
こんにちは。毎日寒いねえ。
寒いですね〜。
あ、この前買ったおもち、とってもおいしかったです!
あら。それはよかった。
あの、今日は聞きたいことがあって来たんです。
どうしたの?
おもちってなんでふくらむんですか?
それはね、おもちにふくまれる水分と、ある成分が関係しているんだよ。
おもちはどうやってできるか知ってる?
年末に町内会のおじさんたちが、おもちをついているのは見たことがあるよ。
おもちはもち米からつくられるんだけど、そのもち米を洗って、水にひたして、蒸したものをついているんだよ。
だからおもちには水分がたくさん入っているの。
へえ〜!
焼く前のおもちはカチカチだったから、そんなに水分があるなんて知らなかったよ。
たしかにそうだよね。おもちは焼く前は固いけど、焼いて食べるときはどんな食感?
もちもち、やわらかい!
うんうん。実は、食感がやわらかいこととおもちがふくらむことは、密接に関係しているんだよ。
焼くとやわらかくなるのは、おもちの主成分「でんぷん」のおかげなんだけど…
でんぷん?
うん。水をふくんだでんぷんは、熱を加えるとねばりが出てやわらかくなる性質があるの。
ふむふむ。
水をふくんだでんぷんが熱によってやわらかくなる。さらに、おもちの中の水が熱で水蒸気になって体積が大きくなることで、おもちがふくらむんだよ。
うーんと…
①ねばりが出てやわらかくなったおもち
②あたためられた水が水蒸気になって体積が大きくなること
この2つがふくらむポイントだよ。
ちょっと絵にかいてみるね。
なるほど〜
こうやっておもちはふくらむのか!
あとは…おもちがふくらんでやぶれちゃうことがあるよね。
そんなときは、こんな感じになっているんだよ。
ゆげが見えるのは、水蒸気が外の空気にふれて、ひやされたからだよ。
へ〜 水蒸気がひやされるとゆげが見えるのかあ。
イメージできたかな?
はい!
和菓子屋さん、わかりやすく説明してくれてありがとうございました。
いえいえ。またぜひ来てね。はい、おみやげだよ。
わあ、おもち! うれしい! ありがとうございます!
帰宅後…
…でね、そうやっておもちはふくらむんだって!
なるほどね〜。おもちの中でそんなことが起こっていたのね。
あ、そういえばおみやげでおもちをもらってきたよ!
じゃあ今日は、おしょうゆとのりでいそべ焼きにしましょう。
わ〜い!
じゃ、おもちを焼くのよろしくね。
わかった!
じーーーー…
トースターに入れたおもちがぷっくりしてきた。
そういえば和菓子屋さんが、おもちをつく前に、もち米を洗ったり、水にひたしたり、蒸したりしているって言ってたなあ…。
おもちをつくのにも力がいるだろうし、けっこう手間がかかっているんだ…。
毎日つくっている和菓子屋さんってすごいな。
毎朝何時に起きているんだろう?
そういえば、おとうふ屋さんも朝早くからお仕事をしていたなあ。
おとうふ屋さん、元気かな。
おもち、大丈夫?
………!
ああああ! こげてるーー!
2025.12.25























