大日本図書

教科書いまむかし

教科書紹介 中学校理科編

4昭和52年(1977年)
学習指導要領
学習負担の適正化

科学技術の発展に対応して教育内容の充実を図った結果、学校教育が知識の伝達に偏る傾向が生まれ、児童・生徒への負担の増加などが問題となりました。
そこで昭和52年の改訂では「ゆとりと充実」をキャッチフレーズに、ゆとりある充実した学校生活の実現、そして学習負担を適正化するため、各教科の目標や内容を精選するなど、指導内容を大幅に軽量化し、思い切った授業時間の削減が行われました。
その結果、中学校の理科では1・2年が105単位時間、3年が140単位時間になりました。いくつか削除・軽減された内容がある一方で、自然と人間の関わりについての認識を一層深めるために、充実した内容もありました。

大日本図書では、昭和56年に『中学校理科』を発行しました。その後、昭和59年、昭和62年、平成2年に改訂版教科書を発行しています。

ここでは、昭和56年版『中学校理科』を紹介します。

国立教育政策研究所
「学習指導要領データベース」

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