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戦後の新しい教育制度のもとで,昭和22年に初代学習指導要領(試案)が告示されました。『日常の数学』(昭和25年)は,大日本図書が民間企業として発行した最初の中学校数学教科書です。昭和26年の学習指導要領改訂を受けて,昭和27年には新訂版を発行しています。 生活経験のなかから数学の学習を展開するというスタイルで,「生活単元学習」といわれています。 ここでは,昭和27年発行の『新訂版 日常の数学』を紹介します。 |
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各学年とも上,下2分冊となっていて,Tが上巻,Uが下巻の内容です。 生活単元学習と呼ばれるだけあって,日常生活に密着した単元名が並んでいます。 最後の「1年のまとめ」は領域別の構成になっており,問題だけでなく重要事項がまとめられています。巻末には答えも掲載されています。
下の内容紹介で,1年上単元1「私たちの学校」の一部をご紹介します。
新訂版 日常の数学 1−上 |
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単元1. 私たちの学校 単元2. 身体検査 単元3. 私たちの食事 単元4. 私たちのスポーツ |
新訂版 日常の数学 1−下 |
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単元5.遠足 単元6.私たちと商店 単元7.私たちの住居 1年のまとめ |
新訂版 日常の数学 2−上 |
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単元1. 村と町 単元2. 生産と貯蓄 単元3. 物の形 単元4. 地図ができるまで 計算のまとめ(T) |
新訂版 日常の数学 2−下 |
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単元5. 自然の力 単元6. はかりのある生活 単元7. 数と私たち 単元8.式とそのやくめ 計算のまとめ(U) |