令和6年版
小学校教科書のご案内

令和6年版新版たのしい算数

令和6年版
新版たのしい算数

1年①

1年②

2年

3年

4年

5年

6年

コンセプト

「学ぶたのしさ」
「わかるよろこび」を
与えることを目指して

知識、技能の定着はもとより、考える力、判断する力、表現する力を育むことができるよう、
問題解決の流れを具体的に提示したり、答えや考え方の一部を見せずに
子どもたちの気づきを促す場面を設けたりしています。
また、算数の見方・考え方を働かせながら主体的・対話的に学ぶことができるよう工夫しています。

編集方針

ポイント

1

考えるってたのしい!
を育てる

ポイント

2

算数大好き!
を育てる

ポイント

3

わかった!できた!
を育てる

教科書の特色

幼保小連携を意識した構成

幼保小連携を意識した構成

初期学習を分冊化するなど、児童の発達段階を考慮し、幼保小の接続を円滑に進めるための工夫を施しています。

児童の発達段階を考慮し、幼保小の接続を円滑に進めるために、入学初期の学習内容をA4判中綴じ製本で分冊化しました。

1年1巻(A4判)表紙 1年1巻(A4判)表紙

A4判の広い紙面が中綴じで製本されているので、開くと広々としています。
また、フラットに開くので、内側にブロックを置いても安定します。

1年1巻 p.16-17 1年1巻p.16-17

1年2巻での工夫

1年で身につけたい算数の学び方を示したページを設けました。入学初期の子どもたちであることを踏まえ、生活習慣にも触れています。

1年2巻p.2 1年2巻p.2

1年単元5までに、さまざまな数詞を使うように心がけました。早期にさまざまな数詞を知ることで、生活の中でも使っていけるように配慮しています。

1年2巻p.14 1年2巻p.14
  • 初期学習を分冊化

    児童の発達段階を考慮し、幼保小の接続を円滑に進めるために、入学初期の学習内容をA4判中綴じ製本で分冊化しました。

    1年1巻(A4判)表紙 1年1巻(A4判)表紙
    1年1巻 p.16-17 1年1巻p.16-17

    A4判の広い紙面が中綴じで製本されているので、開くと広々としています。
    また、フラットに開くので、内側にブロックを置いても安定します。

  • さんすうのまなびかた

    1年2巻p.2 1年2巻p.2

    1年2巻での工夫

    1年で身につけたい算数の学び方を示したページを設けました。入学初期の子どもたちであることを踏まえ、生活習慣にも触れています。

  • 数詞の使用

    1年2巻p.14 1年2巻p.14

    1年単元5までに、さまざまな数詞を使うように心がけました。早期にさまざまな数詞を知ることで、生活の中でも使っていけるように配慮しています。

個別最適な学びと協働的な学びの実現

個別最適な学びと
協働的な学びの実現

導入部分では、児童の興味関心を引き出す「アプローチページ」を設けています。また、個別最適な学びや協働的な学びを実現する紙面構成になっています。

単元導入や毎時の導入では、児童自身が疑問や課題を見いだし、主体的に学習に取り組めるような題材を工夫しています。

4年p.212 4年p.212
タブレット画面

導入アニメーションコンテンツによって動的に見ることができ、児童に興味・関心をもたせます。

各単元の主要な時間を「じっくり深く学び合おう!」と位置づけ、問題解決学習の流れをイラストを使い、丁寧に示しました。

4年p.135 4年p.135
①

問題解決学習の過程を示したタグをつけることで、今、どの活動をしているのかが明確になるようにしました。

②

単元の導入の時間など単元のなかの指導の軽量が見えるようにしました。

③

めあてに至るまでの児童の考えを吹き出しとして掲載しました。

授業の進度や児童の習熟度に応じて柔軟な使い方ができるように、単元末の「たしかめ問題」にさまざまな工夫を取り入れました。

5年p.132 5年p.132
①

用語や計算のしかたなどの基礎・基本を再確認できる「しっかりチェック」。

②

問題番号に水色の印をつけ、遅れがちな児童には水色の問題だけを解かせるなど、習熟度に応じた指導が可能。

③

解き方がわからないときや、間違えてしまったときに、児童自身でふりかえることができる「フィードバックマーク」を各問題に設置。

学習のサポート

「学習のサポート」には、主要な時間の解説動画を用意しています。ふりかえりをしたいときや、授業を欠席した児童の手当てや、感染症による休校時などに活用することができます。

解説動画画像

チャレンジ問題

習熟度の高い児童が取り組む「チャレンジ!」は、解答もあり、自学自習にも適しているので、早く解き終わった児童に取り組ませてさらに力をつけていくことができます。

チャレンジ問題画像

ページ内にある二次元コードから、
関連するウェブコンテンツにアクセスします。

単元全体のふりかえりをさせるために、「単元全体をふりかえろう」を設けました。

5年p.133 5年p.133
①

単元全体のふりかえりをさせるために、「単元全体をふりかえろう」を設けました。

②

「学んだことを生かそう」には、時数に余裕のある学級や習熟度の高い学級で扱うことにできる題材を掲載。学級の実態に応じた柔軟な使い方ができます。

  • アプローチページ

    単元導入や毎時の導入では、児童自身が疑問や課題を見いだし、主体的に学習に取り組めるような題材を工夫しています。

    4年p.212 4年p.212

    導入アニメーションコンテンツによって動的に見ることができ、児童に興味・関心をもたせます。

  • 問題解決学習の流れ

    各単元の主要な時間を「じっくり深く学び合おう!」と位置づけ、問題解決学習の流れをイラストを使い、丁寧に示しました。

    4年p.135 4年p.135

    問題解決学習の過程を示したタグをつけることで、今、どの活動をしているのかが明確になるようにしました。

    単元の導入の時間など単元のなかの指導の軽量が見えるようにしました。

    めあてに至るまでの児童の考えを吹き出しとして掲載しました。

  • たしかめ問題

    授業の進度や児童の習熟度に応じて柔軟な使い方ができるように、単元末の「たしかめ問題」にさまざまな工夫を取り入れました。

    5年p.132 5年p.132

    用語や計算のしかたなどの基礎・基本を再確認できる「しっかりチェック」。

    問題番号に水色の印をつけ、遅れがちな児童には水色の問題だけを解かせるなど、習熟度に応じた指導が可能。

    解き方がわからないときや、間違えてしまったときに、児童自身でふりかえることができる「フィードバックマーク」を各問題に設置。

  • 個別最適な学びを実現するコンテンツ

    解説動画画像

    学習のサポート

    「学習のサポート」には、主要な時間の解説動画を用意しています。ふりかえりをしたいときや、授業を欠席した児童の手当てや、感染症による休校時などに活用することができます。

    チャレンジ問題画像

    チャレンジ問題

    習熟度の高い児童が取り組む「チャレンジ!」は、解答もあり、自学自習にも適しているので、早く解き終わった児童に取り組ませてさらに力をつけていくことができます。

    ページ内にある二次元コードから、
    関連するウェブコンテンツにアクセスします。

  • 単元全体をふりかえろう

    5年p.133 5年p.133

    単元全体のふりかえりをさせるために、「単元全体をふりかえろう」を設けました。

    「学んだことを生かそう」には、時数に余裕のある学級や習熟度の高い学級で扱うことにできる題材を掲載。学級の実態に応じた柔軟な使い方ができます。

「算数の大切な考え方」の新設

「算数の大切な考え方」の新設

2年以降の巻頭p.10~15に、児童に意識させたい数学的な見方・考え方を「算数の大切な考え方」としてまとめました。

3年p.10 3年p.10

「算数の大切な考え方」に掲載されている4種類のラビちゃんはそれぞれの見方・考え方を特にはたらかせたい場面で登場します。

「単元の学習で登場した数学的な見方・考え方を巻頭に集めること で、後の学習で活用しやすくなります。

3年p.11-12 3年p.11-12

STEP1

いろいろな場面で使える数学的な見方・考え方をひらめきアイテムとして提示しています。

STEP2

各ページで宝箱のマークがついているひらめきアイテムが出てきたら、巻頭に記録します。

STEP3

獲得したひらめきアイテムは、その後のさまざまな学習で生かすことができます。教科書上では、主なところに鍵状のロゴマークをつけました。

  • いつもはたらかせたい見方・考え方

    「算数の大切な考え方」に掲載されている4種類のラビちゃんはそれぞれの見方・考え方を特にはたらかせたい場面で登場します。

    3年p.10 3年p.10
  • ひらめきアイテム

    「単元の学習で登場した数学的な見方・考え方を巻頭に集めることで、後の学習で活用しやすくなります。

    3年p.11-12 3年p.11-12

    STEP1

    いろいろな場面で使える数学的な見方・考え方をひらめきアイテムとして提示しています。

    STEP2

    各ページで宝箱のマークがついているひらめきアイテムが出てきたら、巻頭に記録します。

    STEP3

    獲得したひらめきアイテムは、その後のさまざまな学習で生かすことができます。教科書上では、主なところに鍵状のロゴマークをつけました。

Society5.0の時代で活躍する力を身につける

Society5.0の時代で活躍する力を身につける

プログラミング教育やデータの活用領域の充実を図り、社会的な価値の創造とその資質・能力の育成を目指します。

従来同様「プログラミングにちょうせん!」のページを全学年に設けました。また、2年以降ではコンピュータを使わず、数学的活動を通してプログラミング的思考に触れるアンプラグドプログラミングの教材と、実際にプログラミングのソフトウェア「Scratch(スクラッチ)」を使って、プログラムをつくるビジュアルプログラミングの教材の2つを掲載しています。

アンプラグドプログラミング

4年p.52-53 4年p.52-53

ビジュアルプログラミング

2年p.166 2年p.166
2年p.166

学習指導要領で重視されている統計の学習を充実させました。問題を自ら見いだし、観点を決めて適切なデータ収集やその表現方法を考えることができる展開を工夫しました。

各学年、問題を見いだす場面を丁寧に扱っています。何について、どのように調べ、表現すればいいのかを考えます。

4年p.16-17 4年p.16-17

5、6年の統計単元の最後に、統計的探究プロセス(PPDACサイクル)を示したページを新設しました。

5年p.16-17 5年p.192-193

特設問題「読み取る力をのばそう」では、「全国学力・学習状況調査」などで課題とされている学習を活用する力、長文や統計資料から情報を読み取る力、根拠を説明する表現力を育成します。

5年p.121 5年p.121

思考・表現のツールとして、テープ図や数直線図の指導を充実させました。

4年p.272 4年p.272

3~6年では、算数のおもしろい問題や話題などさまざまな題材を豊富に用意したコラム「ふくろう先生のなるほど算数教室」を充実させました。

3年p.45 3年p.45

問題の解答は、二次元コードからアクセスできます。

4年p.118 4年p.118

教科書内で以下のマークがあるところに、コンテンツが対応しています。

デジタルコンテンツマーク
4年p.157 4年p.157
タブレット画面

ページ内にある二次元コードから、
関連するウェブコンテンツにアクセスします。

  • プログラミング教育

    従来同様「プログラミングにちょうせん!」のページを全学年に設けました。また、2年以降ではコンピュータを使わず、数学的活動を通してプログラミング的思考に触れるアンプラグドプログラミングの教材と、実際にプログラミングのソフトウェア「Scratch(スクラッチ)」を使って、プログラムをつくるビジュアルプログラミングの教材の2つを掲載しています。

    アンプラグドプログラミング

    4年p.52-53 4年p.52-53

    ビジュアルプログラミング

    2年p.166 2年p.166
    2年p.166
  • データの活用

    学習指導要領で重視されている統計の学習を充実させました。問題を自ら見いだし、観点を決めて適切なデータ収集やその表現方法を考えることができる展開を工夫しました。

    4年p.16-17 4年p.16-17

    各学年、問題を見いだす場面を丁寧に扱っています。何について、どのように調べ、表現すればいいのかを考えます。

    5年p.16-17 5年p.192-193

    5、6年の統計単元の最後に、統計的探究プロセス(PPDACサイクル)を示したページを新設しました。

  • 読み取る力をのばそう

    特設問題「読み取る力をのばそう」では、「全国学力・学習状況調査」などで課題とされている学習を活用する力、長文や統計資料から情報を読み取る力、根拠を説明する表現力を育成します。

    5年p.121 5年p.121 4年p.272 4年p.272

    思考・表現のツールとして、テープ図や数直線図の指導を充実させました。

  • ふくろう先生のなるほど算数教室

    3~6年では、算数のおもしろい問題や話題などさまざまな題材を豊富に用意したコラム「ふくろう先生のなるほど算数教室」を充実させました。

    3年p.45 3年p.45 4年p.118 4年p.118

    問題の解答は、二次元コードからアクセスできます。

  • デジタルコンテンツマーク

    4年p.157 4年p.157

    教科書内で以下のマークがあるところに、
    コンテンツが対応しています。

    デジタルコンテンツマーク タブレット画面

    ページ内にある二次元コードから、
    関連するウェブコンテンツに
    アクセスします。


著者からのメッセージ

北海道教育大学名誉教授

相馬 一彦

「考えることが楽しい」授業

「子どもたちの学びを豊かにする教科書」「教師にとって使いやすい教科書」をめざして、工夫と改善を積み重ねた『新版 たのしい算数』ができました。算数は、「わかった」という発見や「できた」という達成感、「なるほど」という感動を味わわせることができる教科だと思います。そして授業では、「考えて楽しかった」という子どもの表情やことばに出会うことがあります。『新版たのしい算数』では、「考えることが楽しい」算数の授業が実現できるように、単元の導入をさらに工夫したり新たに設けたりしました。また、見方・考え方をまとめたりふりかえったりすることを一層大切にするとともに、デジタルコンテンツへのリンクも充実させています。基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得するとともに、「算数は楽しい」という子どもたちを育てるために、『新版 たのしい算数』を活用していただきたいと思います。

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