令和6年版
小学校教科書のご案内

令和6年版新版たのしい理科

令和6年版
新版たのしい理科

3年

4年

5年

6年

コンセプト

自然から学び、科学的に考える

わたしたちは、教科書「新版 たのしい理科」を、すべての児童が目を輝かせて自然の不思議を見つけ、
興味をもって、たのしく、意欲的に観察・実験ができるようになることを願ってつくりました。

編集方針

ポイント

1

理科の力が
確実に身につく

ポイント

2

情報を活用することが
できるようになる

ポイント

3

理科のおもしろさや
有用性を実感できる

教科書の特色

1人1台端末に対応

1人1台端末に対応

GIGAスクール構想で整備された1人1台端末環境に対応した、紙の教科書とデジタルコンテンツが融合された新しい教科書です。紙の教科書とデジタルコンテンツがもつそれぞれの特徴をハイブリッドに活用することで、子どもたちのより確かな学力の育成を実現します。

実際に見に行くことが難しい地層のようすなどを動画で手軽に見ることができます。
これにより、児童の興味関心を一層高めることができ、主体的な学びが期待できます。

6年p.124-125 屏風ヶ浦

自社でドローン撮影を行い、教科書紙面に沿ったダイナミックで臨場感あふれる動画を実現しました。地層の魅力に引き込ませる導入映像です。

観察・実験の手順、器具の使い方など、わかりやすく解説した動画を用意しました。

5年p.148-149 5年p.148-149

これにより、観察・実験の方法を児童一人一人のペースで確認することができ、個別最適な学びを実現します。また、繰り返し確認することで、技能の確実な習得も期待できます。

100回まきコイルの作り方 かんい検流計の使い方

実際に見に行くことが難しい地層のようすなどを動画で手軽に見ることができます。これにより、児童の興味関心を一層高めることができ、主体的な学びが期待できます。

4年p.185 4年p.185
空飛ぶクジラ

これにより、児童の興味関心を高めることができ、「もっと知りたい」「不思議だな」という気持ちが喚起され、より深い学びが期待できます。

教科書内でも人気のある生きもの図かんを、さらに使いやすく、充実させたデジタルコンテンツです。
授業以外の場面でも、気になる生きものについて、名前や色などから簡単に調べることができます。

3年p.202-203 3年p.202-203

これにより、授業でも家庭でも、気になったときに調べることができ、生きものについての知識をたのしく学ぶことが期待できます。

カントウタンポポ カントウタンポポ

実験を安全に行う方法を、まちがいさがしの形式で繰り返したのしく学ぶことができます。

4年p.218-219 4年p.218-219 まちがいさがし①

これにより、実験の技能をより確実に定着させることができ、安全な実験が期待できます。

単元末には、単元の目標が理解できているか確認する「確かめよう」と、思考力、判断力、表現力等を育てる「学んだことを生かそう」を用意しました。
ウェブコンテンツでは、単元末問題の答えを確認できます。これにより、児童一人一人のペースで、無理なく繰り返し学習することができ、個別最適な学びの実現から、一層の知識及び技能の定着が期待できます。

5年p.122-123 確かめよう① 学んだことを生かそう①
  • 授業での活用① 見つけよう

    実際に見に行くことが難しい地層のようすなどを動画で手軽に見ることができます。
    これにより、児童の興味関心を一層高めることができ、主体的な学びが期待できます。

    自社でドローン撮影を行い、教科書紙面に沿ったダイナミックで臨場感あふれる動画を実現しました。地層の魅力に引き込ませる導入映像です。

    6年p.124-125 6年p.124-125 屏風ヶ浦
  • 授業での活用② 調べよう

    観察・実験の手順、器具の使い方など、わかりやすく解説した動画を用意しました。

    5年p.148-149 5年p.148-149

    これにより、観察・実験の方法を児童一人一人のペースで確認することができ、個別最適な学びを実現します。また、繰り返し確認することで、技能の確実な習得も期待できます。

    100回まきコイルの作り方 100回まきコイルの作り方 かんい検流計の使い方 かんい検流計の使い方
  • 授業での活用③ 伝えよう

    自社で撮影した映像を多数用意しました。また、教科書の内容に合わせて編集したオリジナルのNHK動画も必見です。

    4年p.185 4年p.185 空飛ぶクジラ

    これにより、児童の興味関心を高めることができ、「もっと知りたい」「不思議だな」という気持ちが喚起され、より深い学びが期待できます。

  • 生きもの図かん

    教科書内でも人気のある生きもの図かんを、さらに使いやすく、充実させたデジタルコンテンツです。
    授業以外の場面でも、気になる生きものについて、名前や色などから簡単に調べることができます。

    3年p.202-203 3年p.202-203 カントウタンポポ

    これにより、授業でも家庭でも、気になったときに調べることができ、生きものについての知識をたのしく学ぶことが期待できます。

  • まちがいさがし

    実験を安全に行う方法を、まちがいさがしの形式で繰り返したのしく学ぶことができます。

    4年p.218-219まちがいさがし① 4年p.218-219

    これにより、実験の技能をより確実に定着させることができ、安全な実験が期待できます。

  • 単元末問題の答え

    個別最適な学びを実現するため、単元末には、単元の目標が理解できているか確認する「確かめよう」と、思考力、判断力、表現力を育てる「学んだことを生かそう」を用意しました。
    ウェブコンテンツでは単元末問題の答えを確認できます。これにより、児童一人一人のペースで、無理なく繰り返し学習することができ、知識の定着が期待できます。

    5年p.122-123 5年
    p.122-123
    確かめよう① 学んだことを生かそう①

問題解決の力を育成する

問題解決の力を育成する

児童が見通しを持って主体的に学習に取り組めるように、紙面全体を構成しています。問題発見から結論までの過程を丁寧に表現し、問題解決の力がしっかりと身につくようにしました。

大判(A4判)化によって、これまで単元によっては省略されていた予想や計画を含む、 すべての問題解決の過程を掲載できるようになりました。

3年p.167 3年p.167
3年p.177 3年p.177

問題解決の各過程のアイコン横には「見つけよう」「調べよう」「伝えよう」で色分けしたラインをひき、児童自身が問題解決の流れを意識しながら、学習を進められるようにしました。

4年p.80 4年p.80
4年p.81 4年p.81
4年p.82 4年p.82

児童が「理科の見方・考え方」を自在に働かせながら、問題解決をすることができるように、問題発見と考察の場面にココに注目」を新設しました。博士のセリフをヒントに、無理なく主体的・対話的な学びを実現します。

5年p.29 5年p.29 5年p.32 5年p.32
  • 問題解決の全過程を全単元で掲載

    大判(A4判)化によって、これまで単元によっては省略されていた予想や計画を含む、
    すべての問題解決の過程を掲載できるようになりました。

    3年p.167 3年p.177
    3年p.167 3年p.177
  • 問題解決の過程を意識しやすいデザイン

    問題解決の各過程のアイコン横には「見つけよう」「調べよう」「伝えよう」で色分けしたラインをひき、児童自身が問題解決の流れを意識しながら、学習を進められるようにしました。

    4年p.80 4年p.80
    4年p.81 4年p.81
    4年p.82 4年p.82
  • ココに注目

    児童が「理科の見方・考え方」を自在に働かせながら、問題解決をすることができるように、問題発見と考察の場面にココに注目」を新設しました。博士のセリフをヒントに、無理なく主体的・対話的な学びを実現します。

    5年p.29 5年p.29
    5年p.32 5年p.32

次世代育成を見据えた
新しい学び

次世代育成を見据えた新しい学び

中央教育審議会(令和3年1月)で示された「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」に対応した教科書です。

協働的な学びを促すような話し合いや発表の場面を多数掲載しています。これにより、Society5.0時代で活躍する、主体性、課題発見・解決力、論理的思考力、表現力、チームワークなどを備えた人材を育成します。

3年p.103 3年p.103
4年p.84

2040年以降の社会を見据えた持続可能な社会の創り手を育成するため、さまざまな問題を自分ごととして捉えられるよう、SDGsなどにつながる資料を多数掲載しています。

6年p.201 6年p.201
3年p.183 3年p.183 5年p.51 5年p.51

キャリア教育に関する資料では、理科の知識や考え方を活用しながら、仕事に取り組んでいる人たちを紹介しました。自らも持続可能な社会の創り手となることを意識できるようにしています。

3年p.55 3年p.55
3年p.55 インタビュー

ウェブコンテンツには、伊藤さんのインタビュー動画も収録。より詳しい話を聞くことができます。

5年p.167 5年p.167

単元末には、自らの学びを振り返る「ふり返ろう」を新設しました。
自己の成長や変容に気づくことで、自己肯定感を高め、理科を学ぶ意欲を育てます。

6年p.152-153 6年p.152-153 6年p.169 6年p.169

防災・減災について自分ごととして捉え、災害に備えることの重要性を学ぶことのできる防災ページを新設しました。

6年p.148-149 6年p.148-149

グループやクラスでの対話を通して、地域や社会にどのような貢献ができるのかを考え、当事者として地域社会の担い手を育成します。

5年p.96-97 5年p.96-97
  • 「令和の日本型学校教育」

    協働的な学びを促すような話し合いや発表の場面を多数掲載しています。これにより、Society5.0時代で活躍する、主体性、課題発見・解決力、論理的思考力、表現力、チームワークなどを備えた人材を育成します。

    3年p.103 3年p.103
    4年p.84 4年p.84
  • 持続可能な社会の創り手の育成①

    2040年以降の社会を見据えた持続可能な社会の創り手を育成するため、さまざまな問題を自分ごととして捉えられるよう、SDGsなどにつながる資料を多数掲載しています。

    6年p.201 6年p.201
    3年p.183 3年p.183 5年p.51 5年p.51
  • 持続可能な社会の創り手の育成②

    キャリア教育に関する資料では、理科の知識や考え方を活用しながら、仕事に取り組んでいる人たちを紹介しました。自らも持続可能な社会の創り手となることを意識できるようにしています。

    3年p.55 3年p.55
    5年p.167上 5年p.167

    ウェブコンテンツには、伊藤さんのインタビュー動画も収録。より詳しい話を聞くことができます。

    インタビュー
  • ウェルビーイングの向上①

    単元末には、自らの学びを振り返る「ふり返ろう」を新設しました。
    自己の成長や変容に気づくことで、自己肯定感を高め、理科を学ぶ意欲を育てます。

    6年p.152-153 6年p.152-153
    6年p.169 6年p.169
  • ウェルビーイングの向上②

    防災・減災について自分ごととして捉え、災害に備えることの重要性を学ぶことのできる防災ページを新設しました。

    6年p.148-149 6年p.148-149
    5年p.96-97 5年p.96-97

    グループやクラスでの対話を通して、地域や社会にどのような貢献ができるのかを考え、当事者として地域社会の担い手を育成します。

著者からのメッセージ

高エネルギー加速器研究機構
特別栄誉教授

小林 誠

好奇心は科学の原点

「新版 たのしい理科」では、子どもたちが身の回りの自然に目を向け、その観察や実験を通じて、自然法則の理解を深め、科学的な思考を培うよう、さまざまな工夫がなされています。今日の科学は専門化が進み、日常的に経験する自然との隔たりが大きくなってるように感じますが、自然科学の基本は、自然の事物の構造や、現象の仕組みを明らかにすることにあります。
私たちの生活は科学の成果によって支えられています。多くの場合、科学的知見は人間の知的好奇心にその起源を持ち、そこから生まれた小さな発見がやがて普遍性を持つ法則に発展します。子どもたちの持つ好奇心は科学の原点です。「新版 たのしい理科」が、そうした子どもたちの好奇心の芽を育て、子どもたちが科学に対して正しい認識を持つようになることを期待しています。
(写真提供:KEK)

続きを読む

理化学研究所理事長
/元東京大学総長

五神 真

理科をたのしむこころを育む

スマートフォンやゲームなど、デジタル化されたバーチャルな情報空間との関わりが多くなってきています。だからこそ、これからの社会を生きる子どもたちには、見たり触ったり味わったりできるリアルな世界を実感してもらいたい。その自然の姿の不思議さを感じ取り、そこに潜む自然のしくみを自ら見つける驚きを学んでほしいのです。そしてその体験から、発見する喜びやたのしさを感じていただきたいと思います。
「新版 たのしい理科」にはそうした学びの糸口がつかめる、さまざまな工夫が込められています。教科書と現実世界を往き来しながら、理科の考え方を学ぶことができます。世界の不思議に触れて、自ら問いを立てて、探究する力をつけてください。「新版 たのしい理科」で学んだ子どもたちが自然に親しみ理解する中で、地球と人類とを大切にするこころが育まれることを期待しています。

続きを読む

希望が丘学園統括顧問
/元東京大学大学院特任教授

日置 光久

自然をたのしみ学びを深めていく理科

「新版たのしい理科」は、書名の通り理科をたのしむことを大切にして編集されています。一つ目は、自然をたのしむことです。自然に親しむ中で、不思議さや驚きを感じ、それを自らの問題として作りあげていくたのしさです。二つ目は、観察や実験をたのしむことです。自らの予想や仮説を明確にして、それに基づいて友達と協力し合いながら観察や実験を行うたのしさです。
三つ目は、考察のたのしさです。子ども一人一人が観察や実験の結果を持ち寄り、自らの予想や仮説とともに友達の結果と比較しながら、考えを深めていくたのしさです。
「新版 たのしい理科」は、理科の学習の基本を大切にしつつ、自然災害や環境保全、生命尊重などの視点も大切にして編集されており、子どもたちの学ぶ意欲や資質・能力をしっかりと育んでいきます。

続きを読む

ご案内ほか