さまざまな教育課題にこたえる
異文化を知る
算数の関連した外国の文化や,外国語由来の算数用語などを取り上げました。
デジタルコンテンツに英語の音声も収録し,外国語教育の教材として取り扱うこともできます。
- 紙面を見る
- 3年 p.123
解説をかくす
外国にルーツをもつ児童
メインキャラクターの1人を
外国にルーツをもつ児童にしたり,
全学年にイラストや写真で
外国にルーツを持つ児童を掲載したりしました。
共に生きる社会の実現を目指して
盲導犬や車いすに乗った児童などを掲載し,
多様性を認める児童を育てます。
ジェンダーに配慮
教科書内のイラストや写真は男女偏りなく掲載し,
髪型や服の色も多様になるよう,配慮しました。
また,性差を扱った活動や問題の扱いに配慮しました。
日本の伝統文化を意識
日本の伝統的な遊びや模様を全学年に掲載しました。
また,和算を題材とした特設ページを設け,
日本の伝統文化を尊重する態度が育成されるよう工夫しました。
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- 6年 p.216
防災教育に役立つ内容
防災に関わる活動や写真を掲載し,児童の防災教育の題材としても活用できるようにしました。
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- 6年 p.218
オリンピック・パラリンピックを題材に
東京オリンピック・パラリンピックや,過去の大会の内容を扱い,児童の興味・関心を高めます。
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- 3年 p.108
- 3年 p.157
- 4年 p.179
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大阪樟蔭女子大学教授
菅正隆
クロスカリキュラムで
効率的な外国語学習を
世の中では,国際化やグローバル化の言葉が花盛りです。
教育においても「グローバル化の進展などによる予測困難な時代」とされ,
その対策として様々な取り組みが行われています。
その一つが外国語活動導入の早期化と外国語の教科化です。
しかし,英語だけを指導したとしても,
一朝一夕に能力の向上が図れるものではありません。
これからの外国語教育にとって大切なことは,
※CLIL(Content and Language Integrated Learning,内容言語統合型学習)クロスカリキュラム(教科横断型)で,クリル※を用いた授業が行われることです。
理科,算数的なことを英語で理解する,英語を使いながら体を動かすなど,
英語をツールとして他教科の内容を知ることが外国語習得の早道とされています。
この考え方に率先して取り組んだ「たのしい算数」を用いることで,
一石二鳥の効果が期待できます。
※CLIL(Content and Language Integrated Learning,内容言語統合型学習)