vol.28 - No.13 (2026年10月1日)
関東地方では8月から9月が秋冬野菜の種のまき時です。作物作りにだいぶ慣れてきたこともあって畑で収穫できる野菜が年ごとに増え、あれもこれもと次々に栽培するようになってしまいました。今年も夏の終わりに多くの種類の種をまき、ブロッコリー・ダイコン・ハクサイ・キャベツ・コマツナ・ホウレンソウ・チンゲンサイ・ニンジン・カブ・タマネギ・ノラボウといった、すでに「おおきくなあれ」で紹介済みの野菜が畑の多くの場所で育つことになります。紹介できていないものも育てて撮影をしないとこれから困ることになるので、あちこち出かけるたびに種の売場をのぞき、紹介していない野菜などの種を探して買ってきます。今年は、ザーサイ・ヤマクラゲ・ヒヨコマメ・エンツアイ(別名クウシンサイ)といった野菜と、ジキタリスという花の種を手に入れました。9月の中旬までに全てまき終え、ヤマクラゲとジキタリス以外はすぐに芽を出し育ち始めています。アブラナ科の野菜が中心となるので、モンシロチョウの幼虫などから苗を守るため、防虫ネットでトンネルを作りその中で育てています。たくさんの苗を前にして、「またたくさん育て始めてしまったな」「他のことができなくなるな」などと少し後悔気味になっていました。しかし、まいた種の中のヒヨコマメが偶然、不作と需要の拡大により不足するコーヒー豆の代替品として注目されていることを知り、ここで紹介できるように上手に育てて撮影しようと前向きな気持ちになりました。
さて今回は、今の時期、風にゆれるしっぽのようなエノコログサの穂をあちらこちらで見かけるようになりましたので、仲間のムラサキエノコロが育つようすを紹介します。