vol.23 - No.03 (2021年5月1日)

新緑の美しい季節となりました。3月の中旬を過ぎて、多くの落葉樹は枝につけた花芽や葉芽を膨らませ始め、4月に入ってからは日に日に姿を変えるようになりました。「つぼみが確認できるようになった。」「葉の先がとがっていることが分かるようになった。」と、その都度記録する作業がぐんと増え、カメラの出番も多くなりました。私の家の庭でも、今年は今まで以上に庭で果実を収穫したいと考えて、カキやブドウを植えました。その冬芽がのび始めるのを心待ちにし、ミカンやユズの新芽が順調にのびて蕾の確認ができたことを喜んだり、また、キウイの雄花が咲き始めたのに雌花が咲かないことや、植え加えた2本目のブルーベリーの花がなかなか咲き出さないことにやきもきしたりと、果樹たちのようすを観察するのを楽しみながら毎日を過ごしています。今まで花を育てることにあまり興味を示さなかった妻も、花芽がのび出したオダマキが何色の花を咲かせるかを楽しみにするようになり、1日に何度も庭を見回ったり水をあげたりしています。私も今まで以上に庭をうろつき、それぞれの植物のようすを見て回ります。昨年は数えるほどしか旅行に出られず、今年こそはあちこち出かけたいものだと計画しながらも、どこにも出かけられていませんが、家であれこれしながらあっという間に1日が終わると感じるような生活をしています。

さて今回は、田植え前の春の田んぼでよく目につく、タガラシが育つようすを紹介します。