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86 会目

第86会目 続・電話でね…ウーウー♪

【マイクロフォンの分解で得られた情報】

  • このマイクロフォンらしきものには,受話器にあった磁石やコイルは入っていない。
  • 黒い小粒は,どうも炭素のよう??
  • マイクロフォンの裏側のへそと,表側のハトメにつながっている金属カバーには,電極らしきの3本の線が接続してありました。
マイクロフォンの裏側

マスターは,上記のことから,次のように推理しました。

  1. 電極と炭素と振動板だけでは,電気は起こらない。
  2. とすると,電気は起こしているのではなく,マイクロフォンに電気を流している。
  3. その流れている電気が,炭素の粒を経由している。
  4. 声の振動の変化によって,ハトメがついている振動板が圧縮・復元する
  5. 炭素粒の間の接触の度合いで,炭素電極間の抵抗の大きさが変化する。つまり,圧縮の際は抵抗が小さくなり電流が大きくなる。復元の際はその逆で電流が小さくなる
  6. このことによって,声の振動に応じて電流の大きさが変化する。つまり,音声電流を生じる

マスター,本当なの?

まあ,やってみないと分からないな〜。

そこで,特に⑤のことを確かめてみることにしました。

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