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86 会目

前回は,マスターマスターが少年時代の1960年頃に,山形の実家で使用していたハンドル付き電話の仕組みを,あれこれと探りました。
つい面白くなって長めになり,「受話器」の仕組みまでたどり着きませんでした。
そこで,今回はそのことを…

第86会目 続・電話でね…ウーウー♪

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イントロ

まず,「受話器」の仕組みの前に,ウォーミングアップをしましょう。

【第1問】

ハンドル付き電話の時代は,電話と電話の間の電線は何本だったでしょうか?

電話と電話の間の電線は何本?

【予想】

  • (ア)1本
  • (イ)2本
  • (ウ)4本


マスター! いきなり問題なの?

これがわかると,本題の「受話器」の仕組みを知る手がかりになるのです。

そうなの? 昔のだから1本かな。だって糸電話は1本で聞こえたし,経済的!

電線はぐるっとひとまわりの回路にならないと…。だから,2本だね。

話すときと,聞くときとがあるから,2本ずつで合計4本!


では,皆さんはどうでしょうか? ちょっと考えてください。

電話と電話の間の電線は何本?

電話機から出ていた電線

電話機からは,なんと4本も線が出ていたのです。

色は,白,茶(鳶:トビ)でした。









…とすると,送信用と受信用の線があるの? ほんとかな〜??

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