すべての生徒に教科書をもっと使いやすく
子どもたちの発達段階や特別支援教育などへ配慮しています。
また,より多くの人に必要な情報がわかりやすく伝わるユニバーサルデザインに配慮しています。
教科書を誰にでもわかりやすく
ハートランドしぎさん
子どもと大人の発達センター長
岩坂英巳
特別支援を必要とする児童生徒には,さまざまな個人差があります。
こうすれば必ず誰にでも共通してわかりやすくなるという方法はありませんが,私たちのこれまでの研究によって,比較的多くの児童生徒にとって理解しやすくする工夫のしかたがあることがわかっています。
教科書のレイアウトや,使用されている文字,マークや罫線,囲みのデザインなどに,特別な支援が必要な児童生徒だけでなく誰にでも見やすく,わかりやすくなるような工夫を教科書編集に求めました。
ご使用される先生の皆様にも,このような教科書の構成をご理解いただいて,ご指導を進めていただくことを願っています。
ハートランドしぎさん 子どもと大人の発達センター長 岩坂英巳
特別支援教育への配慮
タイトルや吹き出しなどの文節改行,要素の区切りの明確化など,誰にでもわかりやすい教科書づくりをめざしました。
- 紙面を見る
- p.88-p.89
解説をかくす
ユニバーサルデザイン
平成24年版教科書で採用したカラーユニバーサルデザイン(CUD)を継続しています。
色覚の個人差を配慮し,色だけでなく形で識別できる工夫をして,判別しやすい色の組み合わせに配慮しています。
編集部員が専門家(UDコーディネーター)の講習を受け,社内の専用モニターで,CUDの観点から点検を行っています。
文字の大きさや書体は,使用する種類を抑え,振りがなには読みやすいユニバーサルデザインフォントを使用しています。
専用モニターでCUDの点検をする担当者
専用モニターでCUDの点検をする担当者
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