小学校算数科の編集担当になった当初の教科書(昭和49年度版「新算数」)を見ていたら小さい挿絵ではありますが懐かしい左図の場面がありました。
この図に示されたやかんとなべの容積の比は本当に1:2の比になっているのでしょうか?
共に大凡(おおよそ)高さの等しい円柱とみて計算してみましょう。高さが等しいのですから容積の比は底面積の比になります。底面積の比は紙面に表れている長さの比の2乗になりますから,なべの直径(半径)がやかんのそれの√2倍になっていればよいわけです。左図に寸法の17㎜と24㎜が挿入してあります。24÷17 1.41となり,√2に極めて近い数値になりました。

こんな小さな挿絵でも,イラストレーターの方に発注するときに,細かい寸法まで注文したときの思い出が昨日のように思い起こされました。