vol.24 - No.13 (2022年10月1日)
以前話題にした樹木の苗木は、その後剪定や整理がされて庭での占有率は大分減りました。ですが、3種類の木は今後どうするか苦慮する状態となっています。1つはハリエンジュ(ニセアカシア)です。ハリエンジュはきれいな奇数羽状複葉をつける枝をすっと長くのばします。幹の背丈を1mほどに切り詰めたのですが、四方に細長い枝をのばして広がるので、かなりの場所を占有してしまいます。2つ目はネムノキです。ネムノキも新しくのび出す枝の成長が早く、細かい小葉がいっぱいの2回偶数羽状複葉とよばれる葉を四方に広げます。この葉もきれいで、大きく広がると見栄えもよく美しいと思えるのですが、場所にゆとりがあればの話です。こちらも切り詰めなくてはならない状態です。最後の1つはキリの木です。この木はもう何度も切り詰められています。去年までの幹の長さは1mほどですが、今年のび出した枝が今では1mほどの長さになり、そこにとても大きな葉を何枚もつけています。枝は1本だけにしていたのですが、その枝につく葉は長さ幅共に50cmほどで、その葉にさらに50cmほどの葉柄がついています。そのため左右に葉を2枚つけるだけで幅が2mほどになり、今ではビーチパラソルを広げたような状態になっています。1本だけ残した枝なので切り詰めることが難しく、茎の先を切り詰めたとしても、中央に穴が開くだけで広がりに変化はありません。また、下のほうの葉を切っても高さを抑えることができません。鉢の底からは太い根がのび出し、花が咲くまで庭に置いておくことは厳しいと感じるようになりました。3本の木の盆栽化は断念せざるをえません。
さて今回は、10月になるとあちこちの公園などで見ごろとなる、コキア(和名:ホウキグサまたはホウキギ)が育つようすを紹介します。