vol.12 - No.09 (2010年8月1日)

私の勤める学校では、6月末から7月中旬にかけて「緑の学校」という名で宿泊学習が行われます。2年生の緑の学校は、三浦半島の先端「城ヶ島」で行われました。城ヶ島唯一の商店街を通り抜けたときのことです。何軒もある海の幸のイカやサザエ・ハマグリを焼いて売る店には、必ずといっていいほどトウモロコシもならべられていました。夏の焼きトウモロコシには、多くの人が何らかの思い出を持っているではないでしょうか。そんなことを考えながら、私も児童引率でなければ食べたかったなと思いました。

葉に包まれ長い毛が頭から生えているトウモロコシの実は、他の植物とは異なった不思議な感じがします。今回はトウモロコシの2回目、受粉のしくみと実ができるまでのようすを中心に紹介します。