４日が中秋の名月です。例年は９月に中秋の名月をむかえる事が多いのですが、今年は10月になりました。これは太陰太陽暦の８月１５日の夜の月を中秋の名月とすることからです。しかも満月は６日ですので２日も暦と天文学的な満月のずれが生じました。
北の空では、こと座やはくちょう座が、空高くに輝いています。10月でも十分観察ができます。

10月10日の未明にアルデバランの食があります。この食は石川県より北の地方でしか観察できません。東京から九州では月に接近したアルデバランを観察できます。天体望遠鏡や双眼鏡があると観察しやすいと思います。
南の空ではやぎ座が南中しました。やぎ座は、秋の1等星フォーマルハウトの右上にあります。また、ベガとアルタイルを結んだ長さと同じだけ南にのばしたあたりに見つけることができます。