4月の天体図2017年
1日には、水星が東方最大離角になります。最大離角の頃が観察チャンスです。西の空の開けたところで探してみましょう。また、木星の観望の好期になりました。双眼鏡や天体望遠鏡でガリレオ衛星が観察できます。
北の空では、おおぐま座が南中を迎えました。北斗七星もひっくり返した形になっています。北斗七星の柄を伸ばしたところに、麦星の和名をもつアルクトゥールスが輝いています。
1日には、アルデバラン食があります。食が起こるのは、潜入が18時30分から18時45分頃です。また出現が19時35分から19時53分頃です。地域によって時刻は違いますが、月とアルデバランが接近して隠れる様子を観察することができます。特に潜入は観察がしやすく、双眼鏡で早めにアルデバランを捉えておくことがコツです。
南の空では、うみへび座が空高くに昇ってきました。うみへび座は、全天で一番大きな星座です。