11月の天体図2016年
11月は14日が満月です。この満月は地球までの距離がおよそ 356000 km となり、今年1番地球に近い満月になります。「スーパームーン」という言葉を聞いた事があるでしょう。しかも68年ぶりの近い距離だということです。さぞかし大きな月だと思われるかもしれませんが、肉眼で観察しても、残念ながら実感はないかもしれません。
北の空では、秋の星座が高くに昇っています。ケフェウス座はエチオピアの王、カシオペヤ座は王妃、そしてアンドロメダ座はその娘として秋の神話に登場します。
16日にアルデバランの食があります。満月の2日後の大きな月に1等星のアルデバランが隠される現象です。時刻は2時23分頃(地域によって時刻が少し異なります)です。双眼鏡や天体望遠鏡があると観察できます。
南の空も秋の星座が天高くに昇っています。ペガスス座、くじら座はアンドロメダ座と同じ星座神話に登場する星座です。秋の四辺形を目じるしにして観察してみましょう。