そこで,ラストの問題です。
第6問:森の雫は,どうして甘いのでしょうか?
【予想】
- (ア)薄いポカリスエットのような味ではおいしくないので,甘みを添加した。
- (イ)白樺の樹液には,もともと甘い成分が入っている。
- (ウ)樹液中のカルシウム,カリウム等が,化学変化して甘みになった。

なにコレ!
イモムシ? ゲジゲジ?
ガチャガチャのストラップ?
いやいや,左側上のものは,でんぷんの分子を約1億倍にした模型です。
でんぷんは分子が大きく,なかなか水に溶けません。
ところが,このでんぷんの分子が右下のように切れると,ブドウ糖の分子になります。
ブドウ糖は水に溶け,ほんのり甘いです。
ということは,マスター,でんぷんが木の中を移動するときには,切れて小さなブドウ糖になっているわけ?
だから,森の雫は甘いのか!
GOOD!ですね。その証拠をマスターの厨房でお見せしましょう。

森の雫(白樺の樹液)にヨウ素液を入れても変化しない。したがって,でんぷんではない。

森の雫にベネジクト液を入れて熱すると,赤褐色になる。つまりブドウ糖であることがわかる。
わ〜,化学実験のようだ!
ベネジ…… 舌が回らなく…
頭が痛くなりそう!!!
それじゃ,これにて終わりにしましょう。(ˆ_ˆ)/~~~~