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40 会目

今回は緊急情報です。
ネットで電子部品を探していたら「アッと驚く為五郎」な優れモノに出くわしました。
それは最近,当サイエンスCAFÉにおしゃべりに来る方々の間で,ちょうど話題になっていたモノでした。

第40会目 掘り出し,優れモノ

手動式充電器

こちらが,今回マスターマスターが紹介する掘り出しモノです。

早速,問題です。

これは何でしょう?




電子部品を探していたときに見つけたって言ってたよね…

現代の人ならすぐわかりますよ

自転車のブレーキみたいな形してるけど…
もったいつけないで早く教えてよ!


これは今や必需品となってる携帯電話(マスターは持っていませんが…)の手動式充電器です。

ただし,この端子は今の携帯電話機には合いません。

は? どうしてそれが掘り出しモノに なるの?

今のケータイには使えないんでしょ?

ですよね。

でも,当サイエンスCAFÉの大家さん(教科書会社)の方々によると,新しい平成20年告示の指導要領では,小学6年生に「手回し発電機を回してコンデンサー(蓄電池)に充電させ,そこに豆電球と発光ダイオードをそれぞれつないで,どちらが長く点灯するか?」という内容が登場したんだそうです!

手回し発電機というのは…


手回し発電機

これです。

27年前,1981年に理科の教材メーカー中村理科工業(現ナリカ)が,ゼネコンという名前で発売しました。

手回し発電機(ゼネコン)は,主に中学校理科の授業で活用され,世界中に広まりました。

そして,今度は小学校で「コンデンサーに電気をため,豆電球と発光ダイオードを点灯させる」のに使われるようになる。

…というわけです。

しかし,大家さんの小学校理科の編集の方や,教材メーカーさんにとっても,このゼネコンで困ったことが起きているようです。