こちらが,今回マスターが紹介する掘り出しモノです。
早速,問題です。
これは何でしょう?
電子部品を探していたときに見つけたって言ってたよね…
現代の人ならすぐわかりますよ
自転車のブレーキみたいな形してるけど…
もったいつけないで早く教えてよ!
これは今や必需品となってる携帯電話(マスターは持っていませんが…)の手動式充電器です。
ただし,この端子は今の携帯電話機には合いません。
は? どうしてそれが掘り出しモノに なるの?
今のケータイには使えないんでしょ?
ですよね。
でも,当サイエンスCAFÉの大家さん(教科書会社)の方々によると,新しい平成20年告示の指導要領では,小学6年生に「手回し発電機を回してコンデンサー(蓄電池)に充電させ,そこに豆電球と発光ダイオードをそれぞれつないで,どちらが長く点灯するか?」という内容が登場したんだそうです!
手回し発電機というのは…
これです。
27年前,1981年に理科の教材メーカー中村理科工業(現ナリカ)が,ゼネコンという名前で発売しました。
手回し発電機(ゼネコン)は,主に中学校理科の授業で活用され,世界中に広まりました。
そして,今度は小学校で「コンデンサーに電気をため,豆電球と発光ダイオードを点灯させる」のに使われるようになる。
…というわけです。
しかし,大家さんの小学校理科の編集の方や,教材メーカーさんにとっても,このゼネコンで困ったことが起きているようです。