この魚の横腹の銀色の話は,実はサイエンスCAFÉを開くずーっと前に,ある本に書いたものです。
ところが,その出版社がなくなり,本が絶版になってしまいました。
この話題が失われてしまうのは残念でしたので,今回,実験やイラストを交えてビジュアルにリニューアルしてみました。
さて,水中では入射角(屈折角)が何度以上になると水面が銀色に見えるのか?
うん十年昔の高校物理の教科書を開くと,
$\sin\theta = \frac{1}{\text{水の屈折率}} = \frac{1}{1.33} \fallingdotseq 0.75$
より,約49度と求められます。
つまり,かなり斜め下から水平の角度までの間で,水面を見上げると銀色に輝くことになります。
(c) by マスター(後藤富治)