表紙のお仕事を頂いた時、算数が苦手だった私で大丈夫かな …と少々不安でした。しかしこういう私だからこそできるような作品を作りたいとも思いました。

私のように算数苦手な子も楽しめるようなアイデアを考えて制作するのは、とてもやりがいがありました。

立体作品は撮影の時のセッティングが大変だったりしますが、 カメラマンさんやデザイナーさん、編集部の皆さんと一緒に知恵を出し合って、乗り越えていきました。

１年生の表紙の撮影では、小さなウサギが思うように立たなくて苦労しました。カメラから見えないように支えを付けても、撮影中にウサギがぱたっと倒れてしまうのです。がんばれウサギ！と皆が心の中で応援していた…と思います。
この応援にも支えられたのか、小さなウサギは無事に立つことができ、立派に大役を果たしました。

どの学年でも、表紙で笑ったり遊んだりして、楽しみながら算数に親しんでもらえることを願っております。

2005.09.01