vol.26 - No.11 (2024年9月1日)

8月に入ってから横浜にはずっと雨が降らず、畑の作物は乾いた土の上で必死に耐えているという状態になっていました。サトイモなどの大きな作物は、大きな葉を周囲から枯らし始め、あと何日体全体が枯れずに持ちこたえられるかハラハラの状態でした。キュウリ・トマト・サツマイモなども、日中しおれてくたっとしていました。何とかしたいと思い、灯油などを入れるポリタンクに水を入れて畑に運び、枯れてしまわないように世話もしてみました。そのような中、中旬の16日に台風が関東地方に接近し、畑にとっては待望の雨が降りました。とても強力な台風なので被害が心配されましたが、横浜はたいしたこともなく、台風はたくさんの雨を降らせていつの間にか通り過ぎてしまいました。よかったと言いたいところですが、他の地域では雨の降りすぎや強風による被害が出ているので、それは言えません。雨は降ってほしいけれどほどほどにしてほしいと願うばかりです。ずっと昔から人々は、大きな被害が出るのは困ると思いながらも、台風による雨も必要なので、対策をしながら台風と付き合ってきました。しかし、最近はちょっと事情が違ってきています。雨は降ってほしいが台風は来てほしくないと思ってしまうほど、付き合いきれない状態になっているのです。台風のとき以外にも異常な雨の降り方がたびたび起こります。夕立と呼ばれた雨の降り方なんて可愛いものだったなと思ってしまいます。雨の降り方をコントロールする技術の実用化を願うのは、私ばかりではないでしょう。

さて今回は、暑い日差しの中、昼間でも花を咲かせるコヒルガオが育つようすを紹介します。