vol.26 - No.4 (2024年5月15日)
二ホンミツバチを誘いこもうと用意した待ち受け巣箱の中には、セイヨウミツバチの蜜や小さく作り直したセイヨウミツバチの古巣、加えて二ホンミツバチの巣のかけらと蜜を入れておきました。ところが、巣箱の中に偵察のために入り込むミツバチはおろか、箱の周辺を飛び回るものすらいません。そんな4月も下旬になるころ、庭のカキの木の枝分かれした部分に、ハチが集まってかたまりになっているという連絡がありました。午前11時過ぎ、外出先でのことでした。二ホンミツバチの分蜂です。ふつう集結してから2〜3時間はかたまりとなってその場にとどまっているので、急いで捕獲に向かいました。家に戻り捕虫網や面布(ハチに顔を刺されないようにするための帽子のついた網の被り物)などを用意。それから現場に向かったため、着くまでに1時間ちょっとかかりましたが、2時間はかかっていません。ですが、着いたときにはもうどこかに飛び去っていました。カキの木に集まっていることに気がついたときは、かたまりとなってすでに1時間以上たっていたようです。ふつう分蜂が起こるのは9時から10時ごろといわれているので、12時を過ぎたころには、新しい巣に向かって移動してしまっても何らおかしいことではないのです。残念、捕獲ならずです。今年はあきらめるしかないのかなと思いましたが、2回目の分蜂が起こらないとも限りません。しばらく巣箱はそのままにしておくことにしました。巣箱を置いてからは、よく晴れた風のない日の10時ごろまでは、連絡があってもすぐ対応できるように外出をひかえていましたが、しばらくの間はそんな心配もいらないだろうと思っていた6日目のことです。今度は10時半ごろ、またミツバチが集まってかたまりになっているという連絡がありました。そんな短期間に2度もなんてと疑いましたが、捕獲の準備をして出かけました。その後のことは、色々とあったので次回にお話しします。
さて今回は、動画のおまけがつけられなかったころに一度紹介してはいるのですが、もう一度ヤブキリが育つようすを動画つきで紹介します。