死んだふり
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死んだふり

vol.23 - No.24 (2022年3月15日)

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ナナホシテントウなどのテントウムシは、危険を感じるとポロリと地面に落ち、腹を上に向けて死んだふりをすることがあります。死んだようにじっとするばかりでなく、足の関節のところから黄色い液を出します。この液はテントウムシの血液と言えるもので、コシネリンと呼ばれる物質を含み臭くて苦いものです。食べてもおいしくないことを示して捕食者から身を守ります。