vol.21 - No.02 (2019年4月15日)
都会では、野生の生き物に触れ合う機会が少なくなっているように思います。しかし、アウトドアなどといった表現で海や山に出かけたりすることで、生き物に接する機会がなくなってしまったわけではありません。ふだんはほとんど生き物に接したことがないのに、自然の中に行ったときに突然接する機会に会うといったことは大いにあり得ることです。日ごろから生き物に接していれば、さまざまな場面を通して生き物とのふれあい方を学ぶことができます。たとえば虫たちについても、「こんな虫は刺されるので危ない。」「この虫は見た目だけで危なくない。」など、少しずつ分かってくるものです。ですが、危ないからといって、危険な生き物をむやみに排除することはできません。わたしたち人間は、長い間自然と共に生きて世代を繰り返してきました。これからも自然と共に生きていかなければなりません。そうした生き物たちと無縁な状態の中で生活したりすることできないのです。日ごろ昆虫などに接することが少ない場所で暮らしている人が、たくさんの昆虫がいる場所に遊びに行ったとしたら、そこに潜む危険をどれだけ察知することができるでしょうか。危険な生き物たちにどのように接すればよいのか、子どもたちにも学んでもらいたいと思います。
そこで今回は、おおきくなあれのタイトルからは少し離れますが、身近に存在する危険な生き物をいくつか紹介します。