vol.16 - No.10 (2014年8月15日)

今年も8月15日がやってきました。戦後世代の私は、元気に発展をする日本で育ち人生の大半を生きることができたので、平和と豊かさは当たり前といった感覚があります。しかし、経済成長や科学の発展と反比例するかのように、人の命を支えている多くの命を軽視の風潮が広まっているように感じます。その果てには人の命すら軽視する人間が増えてしまっているような気がしてなりません。加えて戦争や労働に対する不安も強まり、さまざまな苦しみの中での生活を余儀なくされている若者が増えていることにも心が痛みます。欲望には限りがありませんが、地球上のすべての生き物や資源と共に上手に生きていくことを考えていかなくては、安心して過ごせる世の中にはならないのではと思います。色々な視点に立って未来の世界について考える必要があると、改めて感じるそんな8月の上旬でした。

さて今回は、ムラサキシジミの2回目。終齢幼虫とサナギのようすを紹介します。