vol.15 - No.22 (2014年2月15日)

日に日に日照時間が長くなり、寒さは峠を越しました。もうあと少したてば、木々も芽を膨らませ始めるでしょう。生き物たちにも活気が戻ってくる時期となります。とはいっても、食べ物が不足して空腹に限界を感じている動物たちはまだまだたくさんいます。我が家の池では、金魚がアオサギに食べられてしまいました。カリフラワーの葉も、ヒヨドリによって筋だけにされてしまいました。ウーパールーパーやアカハライモリの餌のミミズも底をつき、ウーパールーパーの1匹は4本の足と尾を食べられてしまいました。ちょっと気を許してしまったあいだのことです。まだ何とか生きているので、その1匹に少なくなったミミズを優先的に食べさせています。足や尾が再生するまでは世話をしてあげようと思います。そんな生き物たちの姿とは対照的に、お弁当の半分以上を食べられないといってごみにしてしまう児童がいます。日本にそんな食のシステムが存在するようになったのはいつ頃からのことでしょうか。世界に8億以上いるとされる飢餓状態の人々のことを重ね合わせると、何とも複雑な気持ちになります。

さて今回は、オオムラサキの2回目です。2齢になった幼虫がサナギになるまでのようすを紹介します。