vol.10 - No.15 (2008年11月1日)

気候としては春と同じように過ごしやすい秋ですが、野山のようすは大きく異なります。秋は、春のような色とりどりの華やかさはなく、地味な感じがします。そうした中で、10月から11月にかけて野山で目を引く植物があります。空き地や線路の脇などで我がもの顔に咲き誇る植物、セイタカアワダチソウです。明治のころに北アメリカから日本にやってきた外来種で、明るい黄色の花を咲かせます。見ようによっては見事なのですが、一度花が咲くまで放っておくと、翌年には周囲の地面のいたる所から芽を出して大変なことになってしまいます。

今回は、今黄色い花をたくさんつけているセイタカアワダチソウが、芽を出してから花が咲くまでのようすを紹介します。