ニワトリの抱卵


ニワトリの抱卵

四季の教材 - No.07 (1996年7月1日)

次へ

石のようなたまごから、ふわふわのかわいいいひよこが誕生する様は、小さな児童でなくても、とても感動するものです。そこで私は、毎年5月の10日前後に、生まれたてのひよこに触れたり観察画を描いたりする学習を、何年生を担当していても行ってきました。生活科を担当し、学習予定に「ひよことともだちになろう」などと記入してしまうと、春休みの頃から気がきでない毎日を送るようになります。めんどりが、都合よく抱卵(卵をあたためること)を始めるとはかぎらないからです。早すぎると入学して間もない時期にひよこが生まれてしまいますし、4月の中ごろから抱卵を始めると、5月のゴールデンウイーク中にふ化してしまったりします。めんどりのお腹にとうがらしをすりこんだりしながら、何とか思い通りに抱卵を始めさせようなどと、その調整はなかなか大変です。

撮影したニワトリは、4月20日ごろから抱卵を始めました。