当サイエンスCAFÉに遊びに来た方に,今回の❶の『3Dマジックミラーを用いた飛び出す像』の話をしました。そしたら,なんと,
実像なのだから,それに光を当てると,その像の影ができるんだって……
と,又聞きの話をしてくれました。
え〜本当? いくら実像でも,像は物体ではないので…
と半信半疑でしたが,やってみる価値を感じたので,さっそく実験してみました。
まず,お椀のフタの穴より後ろに,垂直に白画用紙を立てました。
そして,Aのように立体像に向かって正面からライトを当てると…
何も映りません。
何も映りません。
今度は,Bのように斜め上からライトの光を当てると…
なんと,犬の影(耳,首,胴)が逆さまに映りました。
なんと,犬の影(耳,首,胴)が逆さまに映りました。
マスターにとっては,「うっそー」でした。
そこで,ライトをいろいろな角度から当ててみると…
な〜んだ。
「中にある物体に光が当たってその影ができる。できた影が反射して影の実像が飛び出ている」
とみました。いかがでしょうか??
3Dマジックミラー:ネットで入手可能,約1500円。
シートレンズA4サイズ:約1000円→http://www.loupe-studio.com/katate/sheet01/020.html
【参考文献】細谷喜朗「大形フレネルレンズや虫めがねのカメラ」→http://sai.ooiso.net/r19/991127b/000.html
この実験の出典元は,板倉聖宣「授業書<光と虫めがね>第4部『光のイタズラ』とその解説p.81」仮説実験授業研究第5集(1975 仮説社)です。
(c) by マスター(後藤富治)