スクリーンがないのだから,当然映らない。見えない!
でも,さっきの❶の3Dマジックミラーでは,スクリーンがなくてもちゃんと見えたじゃない?
でも,あれはレンズじゃなくて鏡だからな〜。しかも,つかめなかったし……
え〜,そもそも像はつかめないでしょう?
うーん……わかんなくなってきた!
それじゃあ,実際どうなったのか見てみましょう。
あ〜,映ってる!
でも,暗くてよくわからない。
シートレンズから透けて人形が見えてるんじゃない?
でも…?
シートレンズから透けて見えたのなら,逆さまにはならないでしょ?
そうか。じゃあ,虫めがねで見える虚像だ!
…う!待てよ。虚像だったら像は逆さまにはならないか。
マスター,もう少し明るくして!
それで,どこに像が見えるのかわかるようにして〜。
待ってました! それでは,どの位置に像ができているかを調べてみましょう。
まず,シートレンズの手前で,像ができると思われる位置の左わきに本を立てました。
そして,少し暗くして像を映し,その位置にピタリと合わせるようにその本を前後させて…
はい,パチリ!
後ろのシートレンズを支えているスタンドにはピントが合っていませんね。
ところが,シートレンズの手前にある,本と像にはピントが合っています。
ということは,本の位置に像ができていたことになります。
これを両目で見ると… なんと『3D』,つまり立体的に飛び出して見えます。
わ〜マスター,実際に見てみた〜い!!
大きな虫めがねでもできます。ぜひやってみてください。
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