どうですか。
光を照射した側に平行に戻ってきますね。
でも,ちょっとずれてるよ!
そうですね。でも…
このコーナーキューブがうんと小さいと,そのずれは小さくなります。
今度は,違う向きから光を床に照射してみましょう。
先ほどのAは2面の鏡の反射でしたが,この場合は,3面の鏡での反射です。
やはり,照射した側に平行に戻ってきます。
このように,コーナーキューブはあらゆる向きから来た光に対して,元の向きに反射します。
自転車の反射板にコーナーキューブが積み上がっているということは,
自動車のライトが,自転車の反射板に当たりさえすれば,反射板がどの向き(正面,斜め,…)になっていても,反射した光が運転手の目に届くということになります。
今回使用した自転車の反射板には,なんと小さな(1辺 約 1 mm)コーナーキューブが約250個もありました。
ですから,それらからの光が全部返って来てまばゆく見えます。
調べていく間に,マスターの工作心に火が点きました。
このコーナーキューブなるものを作り,レーザー光を用いて,反射の実験をしたくなりました。
さー,マスター得意の『実験・工作』だ〜!