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45 会目

第45会目 白壁に刺激されて

雑記帳
アレコレ

  • 今西祐行全集13『名栗川少年記』(偕成社)によると,
    石灰を作るには,家の高さほどに積み上げられた生木の上に石灰岩を並べ,下から火をつけ5日間燃やし,その後2日間水をかけ続けた。一釜でその石灰岩と生木を集めるのに半年もかかり,石灰ができるまでには延べ1800人もの人手を要した(要約)」
    という,大がかりな仕事でした。

  • 漆喰の化学変化は,次の通りです。
    原料である石灰石は炭酸カルシウムCaCO$_3$で,これを焼くと二酸化炭素CO$_2$が抜けて,生石灰(酸化カルシウム)CaOになります。
    これが水H$_2$Oと反応すると,消石灰(水酸化カルシウム)Ca(OH)$_2$になります。これが漆喰です。
    この漆喰は,壁に塗られている間に空気中の二酸化炭素をじっくり吸って,炭酸カルシウムつまり硬い石灰石となります。
    つまり,ぐるりと一回りして元の石灰石に戻っているのです。

  • 練炭用七輪:2,340円

    備長炭 1 kg:1,500円

    コークス(小玉)5 kg:2,410円

    以上は,燃料スーパー上総屋 にて入手しました。

  • ブロアー:3,980円(B・Bセレクト

  • メッケルバーナー:以前,写真のような呼び径(火口)の大きい(φ38 mm)もので,石灰石が赤く焼けた記憶があるが…?

メッケルバーナー

(c) by マスター(後藤富治)