さて,
この模型飛行機を蓄電器で飛ばすには,何を重視すべきでしょうか?
【予想】
- (ア)全体の重さ
- (イ)蓄電器のパワー
- (ウ)モーターのパワー
- (エ)充電器のパワー
みなさんなら,どれを重視しますか?
ここで,コーヒーブレイクしてじっくりと考えてみてください。
マスターは,まず第一に(ア)全体の重さを重視しました。
ゴム動力飛行機は,全体で 15.5 g。そのうちゴムが 1.9 g でしたので,代わりのモーターと蓄電器を 1.9 g 以内に収められないか,と考えました。
まずモーターは,模型用の一番小さいマブチのRE-130だな。
しかし,重さを量ると…なんと 18 g もありました。これはボツです。
そうだ! この前ケータイから取り出した振動モーターなら!
モーターの回転軸を曲げないように,慎重に錘(おもり)を取り外すと… 0.95 g。この軽さならいけそうです。
RE-130 と 振動モーター
早速,この振動モーターに模型飛行機用のプロペラを接着剤で取り付け,リード線をつけました。
次に,2.3 V - 4.7 F の蓄電器(p.1写真の①)にグリップ式手動発電機で200回ほど必死に充電。
その蓄電器をモーターにつなぐと…
すーっとプロペラは回転しました。
が,いかにも勢いがありません。
これではダメだな。もっと回転をつけないと…
ということで,(イ)蓄電器のパワーを上げるため,2.5 V - 10 F(p.1写真の②)に替えてみました。
再度,手動式発電機で充電して…
これでさっきの2倍の電気の量がたまったぞー
さあ,今度はどうでしょう。
前の蓄電器①よりもプロペラは勢いよく回りましたが…
うーん。これもいまいち。
この程度の回転の勢いではとても飛べないな
それにしても,
ゴム動力の勢いはなかなかのものだったのだなー
と,改めてゴム動力飛行機の素晴らしさに脱帽のマスターでした。
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