今回マスターは『八重咲きの山吹の花には実がならない」というのは本当かな? にこだわり,2ヶ月間あちこちに出かけて写真を撮りまくりました。
理科の新指導要領では,今までの「ゆとり」から「理科好き」「継続観察」「思考力・表現力」等々が強調されていることが,新聞等で報道されています。
生物不得意のマスターはふと思いました。「どうして、こんなにまで八重の種探しにこだわることができたのか?」
きっとマスターの少年時代,あなぐらの中で水晶や白粘土探しに明け暮れた原体験がよみがえったのかもしれません。
それに何と言っても,こだわり続けられる時間や,気持ちの余裕があったことは間違いありません。
…つまり,ゆとりがないとね。
山吹の里で八重の実を発見したとき,近くにおばあさんがいらしたので,
八重咲きの山吹にも実が…
と差し出したところ,
そうですよ! ただ小さいし,しおれ落ちますよね。
と,全く驚かれずに返されました。
そのおばあさんは,82歳になり,40年以上も毎年この地で山吹を見て楽しんでいるそうです。
さすが年の功!
さらに,
あの山の斜面は,当初八重がいくつかでほとんど一重だったんですよ。
それが,いつの間にか八重が増えましたね…
でも山奥に行くと,八重よりも一重の方が多いですね。
え〜、まるで日本タンポポと西洋タンポポの勢力争い(?)のようだなー
と,新たな疑問がマスターの脳を刺激してくれました。
(c) by マスター(後藤富治)