紀の川は奈良県から和歌山県へと流れ、紀伊水道に注ぐ一級河川です。奈良県と三重県の県境にまたがり全国的にも有数な多雨地帯である大台ケ原を源流とし「吉野川」として紀伊山地を北西へと流れます。和歌山県へと入ると「紀の川」に名前を変えて橋本市から紀の川市東部へ流れ、和歌山市で紀伊水道へ注ぎます。紀の川は奈良和歌山両県6市12町4村を流れています。流域内には流域内人口の半数が集中する和歌山市があり、国道等の基幹交通施設が交わる他、特定重要港湾である和歌山下津港が位置し交通の要衝となるなどこの地域における社会・経済・文化の基盤を成すとともに、紀の川の豊かな自然環境に恵まれています。