揖保川は兵庫県の南西部を流れる一級河川です。兵庫県宍粟市藤無山に源を発し南流し、たつの市を貫流し姫路市で播磨灘へ注ぎます。流域は豊かな自然環境が整っており、うすくち醤油や手延べ素麺、播州皮革など揖保川の清流を活用した地場産業が発展しています。また河口部の姫路港は特定重要港湾に指定されており、臨海部は播磨工業地帯の一角として鉄鋼や化学などの重化学工業が発展しています。加古川・市川・夢前川・千種川と並び播磨五川と呼ばれています。

中流部のたつの市では城下町として栄え、「龍野城」が建っており、今も武家屋敷や白壁の土蔵が残っており、「播磨の小京都」と呼ばれています。清流揖保川を活用した産業が特徴で、うすくち醤油や手延べそうめんが有名です。また童謡「赤とんぼ」の作詞で有名な三木露風の生誕地にちなみ「童謡の里」としても親しまれています。