一帯は豊川の流れによってえぐられ深い谷を形成している。川の流れは長年にわたり岩盤を削り，浅瀬や淵を形成し，美しい景観を成す。右岸寄りの川の中に濃緑色をした緑色片岩の大きな岩塊が見える。また，橋の上流の左岸はきれいな縞模様の切りたった石灰岩層を含んだ崖になっている。深く刻み込まれた豊川の流れは大断層である中央構造線の脆い部分が流水の作用で浸食を受け瀞（とろ・川の水が深く流れの静かな所）となっている。

桜淵公園は桜の名所でもあり，春には市内外から多くの人が訪れます。ツツジ、モミジの植樹も年とともに増し，今では“三河の嵐山”とも称される景勝地となっています。