vol.28 - No.14 (2026年10月15日)
今年も9月にスズメバチのことが話題になりました。8月の下旬ごろから見かけることが多くなったキイロスズメバチが、9月に入って私が飼育するセイヨウミツバチの巣箱の所にもたくさんやってきました。キイロスズメバチは、育てる幼虫の餌にするためにミツバチを捕まえにやってくるのです。巣箱の入り口付近を飛び回り、狙ったミツバチを捕らえて巣に持ち帰ります。ミツバチも捕まらないようにと抵抗するので、たくさんのキイロスズメバチが襲ってきたとしても、1日に数百匹と連れ去られることはありません。老いて死期が近づいた老バチが連れ去られるのであれば、ハチの群れとしては大きな痛手とはなりません。ところが、オオスズメバチ(正しくはスズメバチ)がやってくると事情は大きく変わります。オオスズメバチも最初の目的は育てる幼虫の餌にするためにミツバチをさらいにやってくるのですが、何が引き金になるのか分かりませんが、数匹が集団になると突然ミツバチをかみ殺すことを目的とするようになるのです。そうなるとミツバチの被害は深刻です。蜜をいっぱい吸い込んで体が重くなり動きの鈍くなったミツバチは、簡単にオオスズメバチに次々とかまれて巣の入り口の前に落とされます。オオスズメバチはひとかみしては落とすを長い時間繰り返すのです。それによって巣の入り口の前は、かまれて死を待つたくさんのミツバチがうごめき川のようになります。数時間で数千匹のミツバチが犠牲になることもめずらしくありません。そのため、9月前後は毎日ヒヤヒヤした気持ちで過ごします。しかし、今年は悪天候が原因なのでしょうか、10月になるまで巣の周りをうろうろするオオスズメバチを数匹しか目撃していません。それでも、万全ではないのですが、スズメバチを捕らえる罠を入口に取り付けました。このまま10月いっぱいオオスズメバチの襲撃がなければいいのにと思っています。
さて今回は、クビキリギスの2回目です。4齢幼虫が成虫になるまでのようすです。